知っておきたい!『介護福祉士』ってどんな資格?
2022.05.31掲載
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お役立ち情報資格


 

『介護福祉士』は、
数ある介護の資格のなかでも
唯一の国家資格です。

 

 

 

『介護福祉士』とはどういう資格?

介護福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」にもとづき
1987年に定められた国家資格です。
介護を必要とする方のさまざまな生活を支援し、
支える知識と技術を有する介護の専門資格です。
これからの社会には欠かせない国家資格といえるでしょう。

 『介護福祉士』の資格はどうやって取得するの?

介護福祉士の国家試験を受験するには3つのルート
いずれかで受験資格を得ることが必要です。
受験資格を得たのち、介護福祉士国家試験に合格することで
資格を取得できます。
介護福祉士国家試験は筆記試験・実技試験が年に各1回ずつ
実施されています。

 ◎養成施設ルート
未経験から介護福祉士を取得するには、
養成施設ルートが最も短距離となります。
最短1年、介護福祉関連の学校を卒業していない方でも
2年で介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。

◎実務経験ルート
介護現場で実務経験が3年以上と、
介護職員実務者研修を修了することで
介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。
実際の介護現場で働きながら取得を目指せます。

◎福祉系高校ルート
定められた科目・単位を取得し
卒業すると(2009年以降入学)
介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。
特例高校の場合は卒業後に9カ月の実務経験が必要です。

資格取得は難しい?合格率と難易度はどう?

近年は合格率70%代と高い合格率です。
国家資格の中には合格率10%以下の難関資格もあるため、
しっかりと受験対策すれば、十分合格できます。
しかし、中には回答に戸惑ったりするような難しい問題もあり、
基本的な試験対策への取り組みが必要です。

『介護福祉士』は何をするの?

介護福祉士はおもにホームヘルパーや、
特別養護老人ホーム、身体障害者施設等の社会福祉施設で
介護職員として食事や入浴などの「身体介助」、
清掃や食事などの利用者の生活をサポートをする
「生活の援助」などの業務を行っています。

また介護の現場で働くほかのヘルパーさんなどに
指導やアドバイスをすることもあります。
介護現場のリーダーとして介護の専門知識や
技術を伝え、現場で働く仲間の負担を軽減します。

資格取得でメリットは?

介護の事業所ではサービス提供責任者・生活相談員
チームリーダーなどの配置が必要な役職があります。
それらには介護福祉士の資格が必要なものがあるので、
就職・転職に有利となります。

また、給与面でも有利となります。介護福祉士の資格を
持っている人と、持っていない人では、平均給与に
約5万円の差があります。

 取得すれば一生モノ!
全国どこに行っても通用する資格です。

介護に関する専門的な知識と経験をもち、
リーダーシップを発揮する介護福祉士は、
あらゆる介護の現場で求められている資格です。
福祉業界で給与アップやキャリアアップを目指している方や、
介護のスペシャリストを目指す方、
是非チャレンジしてみてはどうでしょうか。