一段と高齢化が進む今。介護業界で
スッテプアップや専門知識を身につけたい方
にはぜひ取得して欲しい資格。
『介護支援専門員(ケアマネージャー)』です。
『介護支援専門員(ケアマネージャー)』とは?
介護支援専門員は介護をトータルコーディネートする専門家です。
ケアマネージャーともよばれ、介護保険のスペシャリスト。
介護を必要する人や、その家族からの相談に応じます。
公平・中立な立場で、介護を必要とする人にとって
どのような介護が最もよいかを考え、ケアプランを作成します。
またそれぞれのサービス業者と利用者との調整役も担います。
『介護支援専門員(ケアマネージャー)』ってどんなことをするの?
ケアマネージャーには5つの仕事があります。
①要介護認定のための調査
②ケアプラン作成
③介護給付費の管理
④要介護者のサポートやまわりとの連携、連絡調整
⑤定期的な介護サービスのモニタリングと再評価
そのうち①要介護認定のための調査、②ケアプラン作成が
主な仕事になります。
高齢者は介護保険制度で受けられるサービスが介護度により
異なります。要支援1~2、要介護1~5の7段階あり、
高齢者本人やご家族に聞き取りや動作確認をし調査する
ことで介護度を認定します。
そして、介護度認定された高齢者にどのような介護保険サービスを
使っていくかを計画するのがケアプラン作成です。
利用者や、そのご家族と相談しながら目標を立て、
それらを達成できるように計画を作っていきます。
居宅ケアマネと施設ケアマネの違いって?
異なる点①働く場所
施設ケアマネは介護施設などの施設で働きます。
居宅ケアマネは居宅支援介護事業所で働きます。
異なる点②受け持ち担当件数
施設ケアマネは最大100人まで受け持てますが、
居宅ケアマネは上限35人と定められています。
どちらもその業務内容は共通しています。
細かな業務内容は異なりますが、基本的には利用者様に
適切なケアプランを作成しマネジメントすることが
主な内容となります。
しかしその担当件数に3倍もの開きがあるのは、
施設ケアマネは勤務する施設内の利用者様のみを
担当することに対し(=場所移動がない)、
居宅ケアマネの場合は利用者様の自宅への訪問が必要
であるため(=場所移動がある)です。
負担や大変さにおいては、どちらの立場も変わりはありません。
ケアマネになるには?
①介護福祉士から目指す場合
介護福祉士の資格をすでに保有し、これからケアマネの試験を
受けようと思う方は、まず介護福祉士としての実務経験年数を
計算してください。
試験を受けるには最低5年の介護福祉士としての実務経験が必要です。
(但し、介護福祉士になる前の実務経験は含まれません。)
②無資格・未経験から目指す場合
ケアマネの試験を受けるには介護福祉士資格と介護福祉士としての
実務経験5年が必要です。まずは介護福祉士資格を得るために
3年以上の介護実務経験が必要となります。よって最低8年程度かかります。
また介護未経験から目指すならば
「介護職員初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士」
の順番で資格取得するのがおすすめです。介護職員初任者研修と
介護福祉士実務者研修には受験資格が定められていませんので
誰でも受験可能です。
ケアマネジャーの仕事内容は、マネジメント、給付管理、
クレーム対応など多岐にわたります。
そのため責任も大きいですが、とてもやりがいのある仕事だと言えます。
これから介護の仕事に携わっていこうとする方にとって
自身のキャリアアップや、今後介護事業で独立を目指すならば、
ケアマネジャーの資格取得は必須です!
ぜひチャレンジしてみてはどうでしょうか。